桐光学園は見事にプリンスリーグ関東2部昇格を決めた(写真＝多田哲平)

　そうしたメンタリティは、鈴木監督が年々伝え続けてきたものでもある。

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　「ずっと僕が大事にしてきたことでもあります。それを子どもたちが少しずつ歴史とともに積み重ねてきてくれて、こういうチームの雰囲気ができている。今までバトンをつないできてくれたOBもそうですし、それを引き継いだこの子たちも、すごく良くやってくれた」

　プリンスリーグ関東へは、2018年度(当時は1部制)から降格して以来、4年ぶりの復帰だ。ここに至ることができたのは、卒業生たちから受け継がれてきた伝統、チームのムードがあったからだ。

　鈴木監督は言う。

　「この位置に戻らなければいけないと思ってずっとやってきた。コロナ禍とか、ギリギリで優勝できなかった昨年の悔しさとか、そういういろんな蓄積があっての今日。一度前育に負けて失いかけましたけど、子どもたちが強い気持ちで乗り越えて、やり切ってくれたことに、指導者としては驚きを感じています」

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