日章学園の原啓太監督。試合後には涙を見せた(写真=多田哲平)
夏の王者を慌てさせたその戦いぶりは、見事だった。
第101回全国高校サッカー選手権の1回戦で、3年ぶり16回目出場の日章学園(宮崎)は、前橋育英(群馬)に惜しくも1-2で敗れ、大会から姿を消すことになった。
丁寧にパスをつなぎながら攻め手を探ってくる前橋育英に対して、DF新穂海斗(3年)、DF工藤珠凜(3年)、GK小林俊雅(3年)ら守備陣が強固なブロックを築いて自由を許さず、ボールを奪えばFW石﨑祥摩(3年)とFW篠田星凪(2年)の2トップや、MF高岡伶颯(1年)とMF松下貴要(3年)のサイドハーフがスピード豊かにカウンターを仕掛けた。
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▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権