今年プレミアリーグに初参戦する神村学園(写真=多田哲平)

 昨年から参加数が20チームから24チームに増加したこのプレミアリーグ。今年も昨年と同様、24チームをEASTとWESTの東西のリーグ(12チームずつ)に分け、それぞれホーム&アウェイ方式による2回戦総当たり戦(22試合)を実施し、その後、東西の首位同士が「ファイナル」を戦い真の日本一を決める。

 この年代最高峰のリーグで、今年の特徴として目に付くのが、高体連の多さ。EASTは青森山田、前橋育英、市立船橋、流通経済大柏に加え、プレーオフを勝ち抜いた旭川実、尚志、昌平の計7校。WESTは静岡学園、履正社、東福岡、大津という前年の4校に、プレーオフを突破した米子北と神村学園が加わって6校となった。

 東西合わせて13校は、Jクラブアカデミーの11チームを凌ぐ数である。昨年はセレッソ大阪U-18、清水エスパルスユース、ガンバ大阪ユースがプリンスリーグへと降格し、さらにプレーオフの昇格6枠をいずれも高体連が埋めたことで、こうした”逆転現象”が起きている。

 高体連のチーム数がJアカデミーを上回ったのは、「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ」と銘打ち、現行の総当たりリーグ戦のレギュレーションになった2011年シーズン以降、初めて。

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