DF4山本虎(写真=矢島公彦)

　西の王者、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)が見せつけたサッカーは、かなり洗練されていた。

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　12月10日に行われた高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023、WEST覇者の広島ユースは、序盤こそEASTチャンピオンの青森山田(青森)に押されたが、15分頃からはゲームの主導権を掌握。守備時は4-2-3-1、攻撃時は3-4-2-1の可変システムで相手を翻弄し、49分には華麗な崩しからFW19井上愛簾(2年)が先制ゴールを決めた。試合後に野田知監督が口にした「システムを可変し始めてからは相手がプレッシングに来れない状況を作れて、上手くボールを動かせたのはすごく良かった」という戦評の通り、戦術だけなら西の横綱に軍配が上がる日本一決定戦だった。

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