武南の新拠点、BUNANフットボールフィールドが誕生(写真=河野正)

 埼玉県越谷市の武南高校第2グラウンドが全面改装され、美しい人工芝のピッチに生まれ変わった。

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 “BUNANフットボールフィールド”と呼ばれる新たな練習拠点は、健康増進施設を多数備える県民健康福祉村の向かいにある。昨年1月に着工し、12月に竣工。埼玉県の高校が保有する人工芝グラウンドの中でも屈指のサッカー場だ。今年2月1日に初練習し、同4日に行われた新人大会南部支部予選、浦和西との準決勝が公式戦でのお披露目試合となった。

 これまでのグラウンドは土で、タッチラインは端から端まで92mと短く公式戦を開催できなかった。しかし改修後は、ワールドカップや五輪開催時に定められている105m×68mに拡張し、国際大会仕様に衣替えした。ベンチから見て右側のゴール裏には、縦20mもあるウォーミングアップエリアを設け、反対側のゴール裏にも10mほどのスペースを確保。LED照明がピッチを明るく照らし、約60台収容できる駐車場も完備した。最寄りのJR武蔵野線東川口駅から徒歩25分だ。

 内野慎一郎監督が複数の人工芝グラウンドを視察しては研究し、ピッチを保全するための万全な対策が散りばめられた構造になっている。

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