八千代MF西村元汰(写真=多田哲平)

 八千代をタイトルに導いたのは、MF西村元汰(3年)の一発だった。

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 令和5年度関東高校サッカー大会千葉予選、千葉明徳との決勝。1-1で迎えた延長前半6分、縦パスに反応して左サイドからゴール前に抜け出すと、飛び出してきたGKを避けてダイレクトシュートを決めた。このゴールが決勝点となり、八千代は2-1で勝利。優勝を果たした。

 前半から鋭いドリブルで相手DFを翻弄していた西村だが、本来の持ち味は抜け出し。「前半から何回もカットインからチャンスがあったんですけど、上手くボールを当てられなくて決めることができなかった。だから絶対決めてやろうと思っていた。裏に反応するのは得意なので、ずっと狙っていました」と喜ぶ。

 岡本一洋監督も「連戦できつかったと思うが、よくあそこまで走ってくれた」と称賛。「実は交代させようと思っていたところで点を取ったんです。でも彼はいつも起点になるので、何か起こるかなと思っていました」と明かす。

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▽令和5年度関東高校サッカー大会千葉予選
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