アメリカの大学の監督・コーチ

 「大事なのはゴール(目標)を決めること」と選手たちに伝えたクラ・コーチは「ポーランド人と日本人は似ている点を感じます。ゴールをしっかりもってアメリカに渡り、そのゴールにむかってハードワークができる。ほかの国籍の選手にくらべ、日本人はできる人が多い」と語った。

 まさにいまの選手にとって、心強い言葉となっただろう。このプレゼンテーションが功を奏したのか、4人の選手が前向きな意思をみせてくれたそうだが、「さらに多くの選手を求めている」と獲得に前向きだ。総じて、日本人選手はテクニカルでハードワークができ、チームに献身的で、規律正しいという評価。

 長年、日本では高校卒業すると、Jクラブ、大学という限られた選択肢しかなかったが、今後、日本発アメリカの大学という新しいルートが、ひとつの主流となり、さらにその先、プロとなり、アメリカで、日本であるいはヨーロッパへという道が拓いていくことだろう。

 なお第15回男子トライアウトは3月11日に関東で翌12日に関西で行われる予定としている。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第15回男子トライアウト
第15回男子トライアウト