優勝を果たした河南イレブン
迎えた後半は前々日に行なわれた準決勝の反省を踏まえ、竹田監督は動く。サイドに厚みを持たせるため、動き回った結果、後半になると足が落ちると予想。右サイドにFW19米原優紀(2年)を入れて、左に上出を回すことで単独でのドリブルからシンプルにクロスを上げる戦いに舵を切る。中央に回った佐藤とサイドの関係性もよく、後半13分には右サイドでの仕掛けからCKを獲得。上出が上げたクロスが決勝点となり、2-1で勝利した。
「難しい相手に勝って、一つひとつ勝ち上がっていけたのは彼らの経験として大きい」と竹田監督は収穫を話す一方で、反省も忘れていない。「公立高校とやっている中でも自分たちのできていない部分、負けている部分が見られた。今日もそうだったけど競り合いの部分や後半の運動量では負けていた。同じ公立高校でも良い部分を持っているチームがたくさんあった。私学と戦っていくためには、ここで見せつけられるぐらい上回っていかないといけない。自分たちに足りていない所が見えた大会でした」
▽第2回大阪公立高校サッカー大会
第2回大阪公立高校大会