大和田悠主将(3年)

 4月29日、令和6年関東高校サッカー大会埼玉予選決勝が行われ、公式試合での決勝では初の“深谷ダービー”となった正智深谷と東京成徳大深谷の一戦は、2-2のままPK戦までもつれ込んだ末に正智深谷が勝利し2年ぶり8回目の優勝を飾った。

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 正智深谷の大和田悠主将(3年)は「先制してもっと楽な良い流れの試合にしたかったですが、後半に追いつかれてしまい、自分たちの攻撃がうまくいかなかった。延長戦に入っても、得点してもすぐに追いつかれてしまって...」と反省しきり。嫌な流れで迎えたPK戦だったが「『俺らの方が準決勝でPK戦をやってるから経験は上。自信を持っていこう』と話をして、みんなで自信を持って臨んだ」と明かした。

 

 また試合前のコイントスで東京成徳大深谷の稲積俊音主将(3年)と握手した際に「熱くなると思うけど俺たちはフェアに冷静にやろうね」と会話したという。戦前の予想通り死闘が繰り広げられたが、試合前の両主将のやりとりの通り、両チームすばらしいフェアプレーをみせてくれた。

 第1代表として出場する関東大会(5月25~27日・千葉)に向けて大和田主将は「埼玉県代表として出場するので、優勝して埼玉県の力を見せたい」と力強く宣言した。

(文・写真=古部亮)

▽令和6年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和6年関東高校サッカー大会埼玉予選