ツエーゲン金沢U-18齋藤将基監督

 15年はU-18コーチで、16年から18年までがU-15のコーチを担当。19年から21年まで再びトップチームでコーチを担い、22年からU-18監督としてさい配を振るっている。

 育成年代の指導に当たり、確固たる信念が個の能力を伸ばすことにある。「選手一人ひとりが自分の個性をピッチで発揮し、全員の個性がきらめくようなチームにしたい」と理想像をこう説明する。

 試合中、テクニカルエリアで指示を出す頻度は、監督によってさまざまだ。齋藤監督はどうだろう。「公式戦とトレーニングマッチでは違ってきますが、選手をサポートすることが基本になります。試合中に対戦相手がどう変化したのか、本来なら自分たちで感じ取って対応しないといけませんが、その手助けも仕事です。あとはしんどくなった時、『俺も一緒に頑張るぞ』という姿勢を示すようにしています」と述べた。

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