"ゴール前での落ち着き"が武器の神戸弘陵MF下醉尾朔也
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選は決勝で三田学園を3-1で下した神戸弘陵の優勝で幕を閉じた。
序盤は三田学園の勢いを受ける形となった神戸弘陵だったが、そこを無失点で凌ぐと、徐々にペースを掴みだす。0-0のまま後半を迎えると、キャプテンのMF7木津奏芽(3年)がビルドアップ時は最終ラインに入るなど、相手を揺さぶった神戸弘陵が試合の均衡を破る。
45分、右サイドからFW9白石蒼悟(2年)がクロスを入れると、3年生のMF8下醉尾朔也(しもえのお さくや/福知山Jrユースクラブ)が「ニアで潰れようとしたらボールがニアに来たので、ほんまは一発で決めたかったんですが、イレギュラーで自分の体に当たって、足元に落ちた」ところから落ち着いて右足でゴール左に流し込んだ。
このゴールで勢いに乗った神戸弘陵は51分にFW9白石蒼悟(2年)がカットインシュートを突き刺しリードを広げると、60分にはMF6梅原良弥(2年)が右足で豪快なミドルを決めてダメ押し。アディショナルタイムにDFのクリアミスでオウンゴールを献上するも、そのまま3-1で勝利し、夏の兵庫県制覇を達成した。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選