先制されても粘り強く忠実な守りで追加点を許さず、いずれも終了間際の2得点とは何とも勝負強い。

 昨年2月に川崎フロンターレU-18から帝京に転籍した田所は、「今年(の守備ライン)は去年より個が強くないので、4人でコートの横幅をしっかり見ることを意識しています。個人的には毎日の練習で土屋と1対1の勝負を欠かさないので、相手の攻撃陣は怖くはありません」と186センチの長身CBはきっぱり言い切った。

 田所と土屋は抜くか止めるかのマッチアップ勝負を日課とし、勝敗を競っているそうだ。「今日は勝った、今日は負けたって感じで競い合っています。クロスの練習でも土屋と勝負しているので、本番では自信になります」と説明。切磋琢磨の努力が実を結んだようだ。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選