今大会5ゴールを記録したエースFW鄭志鍚(3年)の成長も大きく、シュートばかりかスルーパスをはじめ、周りを使うのも上手になった。左の上原悠都(3年)、右の安藤愛斗(2年)両SBの豪胆な攻撃参加もチャンスを膨らませる強力な武器のひとつ。

 昨季からの守護神である佐々木智太郎(3年)は、シュートストップとハイボールに自信を持つ188センチの大型GKだ。

 各ポジションに全国レベルの好素材を配置し、それがグループとして機能するのだから対戦相手は対策に苦慮し、戦ってみると力の差を痛感することになる。

 顔を合わせた4校の中では最も力があると思われた西武台でさえ、13本のシュートを打たれて5失点。どのチームもつけ入るスキがなかったわけだ。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選