自陣ゴール前では自チームで求められる粘り強い守備も度々披露したが、時折感情的になってしまったことは反省点。慣れない芝に苦しみ、持ち味であるキックの部分も出せなかった。ただ、高校年代トップクラスの選手と対戦し、自らの現在地を知れた意味は大きい。「もっと技術を上げなければいけない。球際や身体のぶつけ方、技術を上げなければいけないと気付きました。今のままで目標のプロで通用しないので、そういうところを上げてプロでも通用する選手になりたいです」。

 県内の高体連ではトップクラスのCBだが、元々は清水エスパルスジュニアユースからユースに昇格した選手。高1の終わりに「自分を変えるために」清水桜が丘に移籍したという。6歳上の兄・太一も桜が丘でプレーしており、小学生の頃はよく試合を見に行っていた。兄が高3の夏は静岡学園を破り、インターハイに出場。晴れ舞台を見届けようと沖縄まで足を運んでおり、気になる存在ではあり、清水ユース在籍時から清水桜が丘に通っていた。

▽第40回静岡県ヤングサッカーフェスティバル
第40回静岡県ヤングサッカーフェスティバル