
藤枝順心イレブン(写真=西山和広)
後半は藤枝順心の猛攻が続く。43分、FW17小松千夏が放ったヘディングはポストをかすめると52分にはMF7高田理乃が豪快にミドルシュートを決め試合を振り出しに戻す。常葉大橘の落合史裕監督はこの苦しい展開を「後半はより苦しかった」と振り返る。それでも選手たちは笑顔を絶やさず声を掛け合いながら耐えた。
そして延長戦へ。73分、藤枝順心MF26梶結南がこぼれ球を狙うも枠の上。逆に常葉大橘は80分、カウンターからFW11竹川花音が勝ち越しゴールを奪う。しかし藤枝順心もあきらめなかった。84分、藤枝順心はMF9朝賀咲月が押し込んで同点に。両者の必死の粘りがぶつかり合い、試合は延長でも決着がつかず、PK戦に委ねられた。

