横浜創英の10番を背負うMF鈴木快(写真=K,Nishiyama)

 勝負の舞台で、誰よりも冷静にチームを動かす。それが横浜創英の10番・鈴木快だ。派手なプレーではなく、空気を変えるひとつのパス。テンポを整えるトラップ。彼がそこにいるだけで、ゲームが落ち着く。

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 第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選2次予選3回戦、座間との一戦。スコアは5-0。

 結果だけを見れば完勝だが、鈴木はその中に課題と可能性を同時に見ていた。

「立ち上がりは良かったけど、2点入ってからちょっと慌てて蹴ってしまった。自分たちが落ち着かせられなかった時間があった」

 ゲームの流れを読む目が、彼の最大の武器だ。だからこそ、ハーフタイムに監督からの言葉を受け、後半は鈴木快のリズムがピッチを支配した。

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▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選