後半、早稲田実業・森泉武信監督はキックオフから準決勝で決勝点を奪ったMF19篠田一(2年)、55分には22髙橋圭太(2年)を入れてアンカー前の位置に入れて活性化を図れば、多摩大目黒・遠藤雅貴監督も55分にアンカー前の位置にMF22細岡莉旺(3年)を投入。前半から続く一進一退の中にわずかな穴を突こうとする両校の意図が明確に解る選手交代の結果、試合は多摩大目黒がやや押し気味の展開へと変わっていく。
が、ベンチワークも含めた努力が実ったのは、劣勢の中でも67分にはFW9井手悠暉(3年)を入れ、乾坤一擲のカウンターに活路を求めた早稲田実業であった。アディショナルタイムに入った直後、自陣右サイドで5前田が蹴ったロングボールに競り合いながら収めたMF19篠田が一度は相手のタックルに倒されながらもすぐに体勢を立て直し右サイドを突破。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選












