一方、國學院大學久我山の スターティングイレブンはGK1鎌田夏生(3年)。4バックは右から23小幡紡義(1年)、2浅見颯太郎(3年)、キャプテンの4本山祐也(2年)、7藤田隼(3年)。中盤はアンカーの位置に5野上遼太(3年)が入り、その前に14田島遼太郎(3年)と8一色新(3年)。が構え、3トップは右から11小笠原怜(2年)、10加藤瑛汰(3年)、9坂東輝一(3年)となった。

 試合の立ち上がりは堀越の3バック左右にできたスペースを利用した國學院大學久我山のペースに。4分にはFW9坂東、6分にもFW11小笠原が低い弾道のミドルシュートを放ち堀越ゴールを脅かす。が、普段のチーム構築から「ボトムアップ型」を採用している堀越は、押し込まれながらも國學院大學久我山布陣の穴を見極めていた。

 16分、堀越はGK1高足を起点にしたビルドアップを受けたMF6谷口悠は相手中盤のプレッシングが弱まったスキを突き、30メートルドリブルで持ち上がった後、右ウイングの2杉村へパス。2杉村が相手DFの寄せを回避するように巻いたボールでクロスを入れると、8小川が胸トラップならぬ胸トラシュート。これがゴール左に転がり堀越が劣勢をひっくり返す先制点を奪った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選