47分、彼らは自らのコーナーキックからのルーズボールを右サイドで回収すると、左サイドでフリーだった14田中に素早く展開。14田中は力強いドリブルで2人のDFを置き去りにするとゴールライン際からマイナスのクロス。そこに待っていたのは「今大会はノーゴールだったので期するものがあった」FW9千葉の頭。9千葉のダイビングヘッドで堀越が鮮やかに2点をリードした。

 これで攻撃のスイッチが完全に入った堀越は50分に「出たら何かしてやろうと思っていた」14田中が技ありのミドルシュートを沈めると、54分には10三鴨のラストパスを受けた9千葉が。63分には右クロスのこぼれ球を14田中が再び決め、71分にはまたしても右サイドのクロスから9千葉がハットトリックを完成させるチーム6点目。

 対する國學院大學久我山も61分には10加藤がトゥーキック、68分には足をつった11小笠原が交代前ラストプレーでゴールを奪うなど攻めの姿勢は最後まで失わなかったが、全国の舞台でも誇示してきた堀越の攻撃力は今年も健在だった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選