専大松戸イレブン

 攻めの姿勢は守備も同様。流経大柏のアタッカー陣に対し、時に速く、時に人数をかけ、封殺。できるだけ相手を遠ざける守備がうまくいった。その基幹となったDF4廣瀬響は「大きくて強い前線の選手は強力でした。自分が最後のひとりだと思って、裏をやらせないよう意識しました。外に追いやる守備はできていたのはよかったです」と言えば、ナイスセーブで救ったGK12山下雄悟は「この1年間、2人のセンターバックとやってきたので信頼していますし不安要素はありませんでした」と自信をもって臨んだ。

 DF陣の働きに野村監督は「ボールを持っている時間が長いことをマイナスと捉えていません。いかにボールを奪うかというサッカーなので、持たれることにストレスはあまり感じていません。センターバックがしっかり守ってくれたのでよくやってくれました」と称えた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選