GK小野寺太郎
スピード豊かな持ち運びで次々にマークをはがし、フィニッシュまで簡潔するのが長の特長だが、決勝に限っては思ったようなプレーをさせてもらえなかった。
突破口をなかなか見いだせない中、何度か訪れたピンチをGK小野寺太郎(3年)が救い、タイムアップ間際の決勝ゴールを呼び込んだ。
前半39分の武南ボランチ小山一絆(2年)のシュートは、一瞬でも判断が遅れてステイしていたらゴールを割られた可能性が高いものだった。とっさに前に出て弾き返した。
身長はGKにしては小柄な176センチだ。小野寺は「自分は上背こそありませんが、至近距離からのシュートセーブには絶対の自信があります。今日もゴールに向かってきたボールに反応することだけを考えてプレーしました。こんなに難しい試合になるとは予想できなかったけど、(長)璃喜が決めてくれた時はガッツポーズしていました」と激闘を振り返った。
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