芦田監督は試合内容については少しも満足していなかったが、「勝って全国に行くスタートラインに立つことが重要なので、あきらめずに粘り強く試合を進められたので本当に成長したんだと思います」と言って、3戦続いて耐久戦を制したイレブンが誇らしそうだ。

　さらに「もっと躍動し、もっといい試合をしたかった。今日はお客さんが多かったので、（好プレーに）歓声を上げる試合をやりたかった」と残念がる。この宿題は全国選手権に持ち越しとなったが、「埼玉代表として、みなさんに喜んでもらえるような戦いをしたい」と意を決した。

　今夏の全国高校総体（インターハイ）は、準優勝の大津（熊本）に準々決勝で0-5という惨敗を喫した。主将のCB伊藤隆寛（3年）は「選手権で借りを返したいので、大津と対戦したいですね」と話していたが、組み合わせ抽選の結果、大津との再戦は決勝に進まないと実現しない。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選