
成徳大深谷イレブンが為谷洋介監督を胴上げ
為谷監督はGK本田一朗、CB横山大平(ともに3年)、朝烏のセンターラインが安定感を堅持し、大崩れしなかったことに加え、唯一の2年生レギュラー、MF松尾泰希が6月以降に急成長したことが強豪ぞろいのS1を制した要因のひとつだとうなずいた。
GKとしては174センチと小柄な本田だが、的確なコーチングとシュートストップ、左足のロングフィードは秀逸だ。リーグ最少失点を記録した要因を尋ねると「ひとりがミスをしても誰かがカバーしてピンチを救っていたからだと思います。練習からラインコントロールも意識し、チャレンジアンドカバーを徹底できた成果です。後ろから見ていても、今年のチームは安心でした」と胸を張った。
昨年から多くの試合を経験し、先制点を挙げた頓宮はこんな見方をしている。「もちろん上下関係はちゃんとしていますが、今年のチームは1年生から3年生まですごく仲がいいんです。そんな雰囲気をつくり出せていたのが良かったんじゃないですかね。昌平に負けた後、みんな落ち込んでいましたが、僕とムードメーカーの佐々木で盛り上げました」とうれしそうに話した。

