長は対面する稲垣の厳しい監視下に置かれた。敵将・古沢徹監督は「長君は大会ナンバーワン選手、稲垣にベタマークさせました」と語る。そのタスクを任された当人は「長君はスピードがあるし1対1での突破も鋭い。彼のプレーする動画を3時間くらい見て研究し、対策を練りました」と無得点に封じ込んだとあり、満面に笑みを浮かべながら説明した。
昌平は後半3分、相手CBのパスミスをカットした山口が得意の左足で狙ったが、この決定打はバーを通過してしまう。
「絶対に決めないといけない場面だったので、あのシュートは一番後悔している。自分が得点できず自分の責任で負けた。最後は自分が点を取って勝たせなかったので本当に悔しい」
背番号10の山口は涙を浮かべ、目を赤くはらしながら声を絞り出した。
第104回全国高校サッカー選手権

