高校時代と20年に及ぶコーチ生活で、内野監督の体にはこのサッカーが染み込んでいる。指揮官になってからもパスをベースにする戦い方を大切にしてきた。

 しかし3年ほど前から考え方に変化が表れる。

「もちろんパスの重要性に変わりはありませんが、パスワーク一辺倒では相手に脅威を与えられない。そこに切れ味抜群のドリブルを付け加えないと、より質の高い崩しの形にはなりません。新しいものを取り入れ、指導者と選手がひとつになって強い武南を築きたい」

 この数年で最も力を入れてきたのが、自分たちのスタイルに対するこだわりだ。ピッチ中央で良質のパスとドリブルを組み合わせ、“崩しの美学”を展開できるサッカーを目指してきた。ただし、「確立するにはかなりの時間が掛かります」とも付け加えている。

【次のページ】 “えぐさ”求め進化する武南(4)

▽令和7年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和7年度埼玉新人戦(新人選手権大会)