「同じ練習をしているのに、なぜ伸び方が違うのか」
「なぜ、あの子だけけがを繰り返してしまうのか」
「もっと練習させるべきなのか、それとも休ませるべきなのか」
育成年代のサッカーに関わる保護者や指導者にとって、こうした悩みは決して珍しいものではない。努力が足りないのか。練習方法が合っていないのか。それとも、成長段階や体質の違いなのか。目に見えるプレーや結果だけでは判断しきれない部分が、育成年代の選手にはある。
そうした“見えにくい個人差”を理解するための一つの手段として注目されているのが、サッカー専門の遺伝子検査サービス「Football&DNA」だ。
遺伝子検査と聞くと、「才能があるか、ないかを判定されるのではないか」と感じる人もいるかもしれない。しかし、Football&DNAが目指すのは、選手の未来を決めることではない。自分の体質や特性の傾向を知り、トレーニングやコンディショニング、栄養管理に活かすための判断材料を提供することにある。
株式会社AND代表取締役の雨宮翔子氏は、こう説明する。
「私たちが最も伝えたいのは、遺伝子検査は才能の合否判定ではないということです。遺伝子で将来が決まるわけではありません。分かるのは、『どんな体質傾向を持っているか』です」
同サービスでは、スピードや瞬発力、持久力、筋力、回復力、けがのリスク、骨や関節に関する傾向、体重管理、メンタル面の傾向など、サッカーに関わるさまざまな特性を総合的に分析する。特徴は、単に結果を示すだけでなく、その結果をトレーニングや栄養、コンディショニングにどう生かすかまで具体的なアドバイスが得られる点にある。
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