前半に4本のシュートを記録しているが、決定打といえるものはなし。後半にどう修正するかが勝負を決めるポイントだった。ところが……。28分にラフプレーで警告を受けた小川が、40分にも反スポーツの反則で2度目の警告。中盤とチームを支える柱がいなくなった。イエローカード2枚の退場というのは不注意とも受け取れるだけに、ぼやきのひとつも入れたくなるものだが内野慎一郎監督は、「今日の小川は本当に気持ちが入っていた」と言っただけで責めようとはしなかった。
武南は後半から4バックを継続し、中盤をダイヤモンド形にしてエース岩澤柾吾(3年)が1トップを務める布陣を編成。ただし相手の堅陣を混乱させる攻撃はほとんどできず、守りに労力を消費するばかりで足をつる選手も出た。おまけにCB葛西康介(2年)がけがで20分に退く不運も。9人の動きを細かく観察できるGK金昶銖(3年)は、「延長に入ったら体力的にもたなかったかもしれません」と振り返っている。
細田学園は外を攻略する攻めを徹底し、10分と30分には左2列目の選手を2度も代えた。2トップも入れ替え20分に長身FW山田陽斗(1年)を投入すると、30分には狭山ヶ丘との2回戦で延長後半に決勝ゴールを挙げたFW清水大雅(3年)を送り出して勝負に出た。
▽第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選