写真:共同 「決勝弾に沸く國學院久我山/背番号13戸田佳佑」

戸田佳佑が値千金の後半AT弾!國學院久我山が青森山田との好戦制し初のファイナルへ!

 晴天に恵まれた埼玉スタジアム2002にて対峙するは6年ぶりのファイナルを目指す青森山田と、東京勢17年ぶりの準決勝に意気込む國學院久我山。先の第1試合で勝利を収めた東福岡が待つ決勝のピッチを懸け、両雄が好ゲームを繰り広げた。

 序盤から攻勢を仕掛けたのはMF名倉巧が攻撃を牽引した國學院久我山
 開始40秒、自らのファーストシュートでリズムを掴んだ名倉を起点に、細かいパスを繋ぐ。今大会ここまで2ゴールのFW澁谷雅也、FW内桶峻らとのコンビネーションで、堅守を誇る青森山田DFを切り崩しに掛かった。

 しかしながら立ち上がりの試合展開に反し、先制点を挙げたのは青森山田
 今大会に入り注目度急上昇中の“飛び道具”がいきなり炸裂。DF原山海里が供給したロングスローを、ニアサイドに顔を出したDF常田克人がヘッドで逸らすと、最後はFW鳴海彰人が押し込む。得意の空中戦から青森山田が試合の均衡を破ることに成功した。

 一方、今大会初めてリードを許す展開も地に足着けた戦いでゴールを目指す國學院久我山。すると24分、ついに同点ゴールを奪取。CKの流れから左サイドを突破した名倉のクロスをDF野村京平が頭で合わせる。鋭いクロスに対し上手く反応したDFリーダーの一発は見事にネットを揺らした。

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