対する尚志は多彩な攻撃パターンのパスサッカーで魅力的なサッカーを展開していく。そんな中、試合を動かしたのはセットプレーから。25分に相手陣地右サイドからのFKを5番沼田皇海(3年)がゴールに向かうボールを送ると、ニアサイドで今大会絶好調の9番染野綾太(2年)が合わせて先制点を奪取。36分にも尚志。体調不良のため今試合が初先発となった10番伊藤綾汰(3年)が左サイドでボールを持ってカットインから強烈のシュートでゴールに迫るが、 これは青森山田GK1番飯田雅浩(3年)に防がれる。 両チーム守備意識が高く決定的チャンスは多くは生まれず、後半へ。

 後半立ち上がりは青森山田がさらに強度を高めて攻勢にでる。54分に11番バスケス・バイロン(3年)が鋭い仕掛けからPKを獲得。プレッシャーがかかる場面だが、札幌内定の10番檀崎竜礼(3年)が冷静に決め同点とする。一気に攻勢に出る青森山田は58分に左CKから福岡内定の5番三國ケネディ・エブスが飛び出したGKより先に頭で合わせ、逆転に成功する。

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