新10番でキャプテンのFW植木龍也が4ゴール

 前半に出た課題をしっかりと修正した川口市立が後半に一挙5ゴールを挙げて初戦突破した。

立ち上がりに仕掛けたのは蕨。前半2分、コーナーキックのこぼれ球を1年生10番のFW藤田大輝がエリア外からシュート、さらに混戦をDF青木亮磨が果敢にヘディングで詰めにいく。中盤以降は川口市立がボールを握る時間が増えたが、「前半はなかなかセカンドを取れなかった」(植木)と連続したアタックに繋げることができず、試合はスコアレスのまま折り返した。

それでも川口市立は後半このポイントを修正。セカンドを回収しつつ前への圧力を強めていくと後半2分、DF中野一輝のロングスローをゴール前で植木が競り勝って、ついに均衡を破る。

セカンドボールの回収に加えて、前半は開き気味だった選手間の距離も縮まり連動した攻撃が増えた川口市立は後半7分、FW国井力丸とのパス交換で左サイドを崩した植木が鋭い切り返しで相手ディフェンスを剥がして、右足で絶妙なコントロールシュートを突き刺して加点した。

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