後半も武南は大谷が前線での精力的な守備から決定機を迎え、ハーフタイム明けからピッチに入ったMF矢地柊斗がキレのあるサイドアタックを見せるなどゲームを支配。22分には大谷が前線で奪ったボールをMF宇田川拓真が敵を引きつけながら中央へ。ボールを受けた青野はキックフェイントから大きく切り返すと、右足で対角のネットに突き刺して試合を決定づけた。
前戦は浦和南に2ー0と勝利したものの、「自分たちが主導権を握るサッカーをどう表現していくかというところで、中盤の距離感が開いてしまい駆け引きの部分で繋がりが持てなかったり、消極的なプレーが多かった」と内野慎一郎監督。先週は1週間精神的な部分や駆け引きの表現について確認、準備を重ねてきた中で、この試合は青野、矢地、宇田川で構成する中盤の三角形が良い距離感を保ちながら、1トップの大谷とともに連動した動きで相手を圧倒した。