試合後、鈴木監督は初の日本一について素直に喜びを表現。3試合連続で試合終了間際に決勝点を決めた選手たちに対しても、「本当に苦しい中でやれたことは自信になったのはもちろんあります」とした。

  その一方で、夏の日本一はまだゴールではないという。選手権があるからだ。昨夏はインターハイで準優勝を収めながら、昨冬は1回戦で大津に0−5の大敗。悔しさは今も脳裏に焼き付いている。

 「まだ1年は終わっていない。彼らにも言っていますけど、選手権に向けたストーリーを作っていきたい」

  夏の王者となった桐光学園。掴んだ自信を手に、冬に向けて新たなスタートを切る。

(文・写真=松尾祐希)

 
▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)