谷直哉が決勝で鬱憤晴らすハットトリック! 関東予選で泣いた「3」を歓喜の「3」に

 序盤から出足の鋭い守備でリズムを掴んだ西武台は前半14分、ディフェンスラインからの縦パスをFW大野田駿が敵陣でカット。そのままショートカウンターを繰り出すと、MF村田智哉のスルーパスに反応したFW谷直哉がキーパーとの1対1を制して左足で押し込み、先制した。

その後も西武台は運動量高く前からプレスをかけ、警戒していたという相手のミドルに対してはディフェンス陣を中心に身体を寄せてブロック。前半35分には左サイドのFW寺川洋人のクロスをフリーで抜け出した谷がスライディングシュートで突き刺してリードを2点と広げた。

一方、前半は西武台の守備を崩せずにいた聖望学園も新人戦支部予選決勝同様、後半一気に押し込む。運動量の落ちた相手に対し、得意のパスワークでギャップを突いて次々とスルーパスを通していくとクリアボールも拾って2次、3次攻撃へ。するとついに攻撃の形が実を結ぶ。

後半25分、FW塚田悠太郎のアーリークロスに抜けた右サイドバックの島村颯汰が仕留めて1点差に。さらに連続して攻め込むと28分に再び塚田がチャンスメイク。エリア内で反転からクロスを送り、これをFW森田悠仁がヘディングで決めて、3分間で試合を振り出しに戻した。

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