西武文理、浦和東との我慢比べの展開を制す
全国大会出場経験を持つ実力校同士の対戦は1点を争う接戦となった。
立ち上がりからそこかしこで激しい鬩ぎ合いが展開され、中盤での攻防が繰り広げられる。西武文理は最前線に入った小野谷修を急先鋒にハイプレスを敢行。高い位置でボールを奪い、カウンターで相手ゴール前に入る場面も何度か生まれた。一方の浦和東はCB松本ケンチザンガを軸に最終ラインからボールをつなぎ、ポゼッション率を高めるスタイルで応戦。地上戦で局面の打開を図り、ゴールを目指した。
互いの良さがぶつかり合った前半は互いにゴールを奪えず、0−0で前半を終了。後半に入ってもなかなかスコアは動かない。49分に浦和東がチャンスを得るも、ゴール前で伊藤大賀が放った渾身の一撃はバーに阻まれてしまう。西武文理も69分に山玉脩登がゴール前で得たFKを直接狙うも枠の外。直後の73分に杉浦和也がDFの背後に抜け出して右足を振り抜くも、192センチの大型GK鈴木哲の好セーブに阻まれてしまう。
▽第98回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第98回全国高校サッカー選手権埼玉予選