PK戦では4人目まで両チーム全員成功。5人目、先行の履正社が成功したのに対し、和歌山北はキーパーに止められてしまい軍配は履正社に上がった。粘りを見せた和歌山北だったがここで悔しい敗退となった。
勝利した履正社の平野監督は「相手のシンプルな攻撃にディフェンスがバタついてしまった。攻撃面では沢山いい形が出てきているので、あとはそれをゴールという結果に結びつけることが出来ればよかった。最後のところで詰めが甘かったですね。(課題としては)状況をみてゲームの中で相手のやりたいことを判断して、それをやらせないプレーを出来るようになってもらわないといけない。もう高校生ですから、相手の狙っていることが分かっているのであれば、まんまとその形で失点してしまうということが無いように、きちんとやれなければいけないですよね。(次に向けては)台風の影響で日程が選手権予選の後になるのですが、今年は2年生が多いので(来年は)我々が本来いるべきところでプレーできるように一つ一つやっていきたいです」と話した。
(文・写真=会田健司)