青チームが逃げ切って1勝1分で三つ巴の紅白戦を制す!U-18日本代表紅白戦

各選手が躍動

 12月16日、U-18日本代表が千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで行っていた合宿を打ち上げた。

 13日から実施された4日間のショートキャンプ。35名の選手が参加した中で、今回の目的は来年のU-20ワールドカップを目指すU-19代表に続く選手たちの発掘だ。「僕らの中では(U-18代表を)狭間という言葉を言わないようにしている。U-20やU-17ワールドカップで最高学年になれないから狭間と言われがちだけど、フル代表に行ったら年齢制限はなくなる。だから、そういう概念をなくして、どんどん刺激を入れていこうと思っていた」と影山雅永監督が話した通り、選手たちは可能性を広げるべく精力的にトレーニングに励んだ。

 そして、迎えた最終日には3チームに分けて総当たり形式の紅白戦を実施(45分=1試合)。各チームにそれぞれコーチングスタッフが付く形で編成し、選手たちが勝敗を競うことになった。

 1本目はオレンジチームと緑チームが対戦。オレンジはGKに後東尚輝(徳島ヴォルティスユース)、最終ラインは左から福島竜弥(浦和レッズユース)、稲葉楽(藤枝東)、村上陽介(明治大学)、小澤亮太(昌平)。ボランチは舩橋佑(鹿島アントラーズユース)と山根陸(横浜F・マリノスユース)、サイドハーフは左に中野桂太(京都サンガU-18)、右に田中克幸(明治大学)入り、最前線はブワニカ啓太(修徳)、河野孝汰(レノファ山口FC)のコンビとなった。一方の緑はGKに上林豪(セレッソ大阪U-18)、最終ラインは左から森山公弥(アビスパ福岡U-18)、藤原優大(青森山田)、鷲見星河(名古屋グランパスU-18)、遠山悠希(京都サンガU-18)、ボランチには弓場将輝(大分トリニータU-18)、櫻井辰徳(前橋育英)を起用。サイドハーフは左に樺山諒乃介(興國)、右に松木玖生(青森山田)、FWは中島大嘉(国見)、大澤朋也(大宮アルディージャU18)が務めた。

【次のページ】 試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられる。