4月10日、駒沢第2球技場ではT1リーグの第6節、堀越成立学園の対戦が行われた。両チームともここまで勝ち点7。リーグでの順位は成立学園が4位、堀越が6位と中盤に位置しており、後半戦に向けて勝ち点を積み重ねておきたいところ。

 15分、成立学園は10番・上田悠起がスローインでぽっかり空いたスペースへ。そこへ11番・町田ブライトが飛び込み、ゴールに向かって動き堀越DFを引き付け、ゴール前にスペースをつくり出す。そのスペースにフリーで飛び込んできた7番・平園尚臣が町田ブライトからの折り返しに合わせシュート。鮮やかに先制点を生み出した。

 その後も相手の裏を取る動きと縦へのパスを効果的に使い攻撃を仕掛ける成立学園。30分には上田悠起の縦パスに9番・吉村伸が反応し、一気に中央突破。フリーでシュートを放ち、ゴールを決め、追加点を挙げる。
 堀越は、守りに人数はかけているものの、一瞬でギアを入れ替えるような成立学園の攻撃にやや対処が遅れる様子が見受けられる。だが、集中力を切らすことなく止まない波状攻撃にも耐え続ける。徐々に攻撃のチャンスも作っていく堀越。最後の最後でポストに直撃したり成立学園GKに阻まれたりと惜しいシーンが続く。そのまま成立学園2点リードで前半終了。応援席からは成立学園への歓声と、堀越の後半の巻き返しを期待する声が響く。

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