後藤晴海の1G1Aの活躍で履正社が勝利 決勝で青森山田と激突

勝利に貢献した履正社7番後藤晴海(写真=森田将義)

  8月4日、第8回和倉ユースサッカー大会2020が行われた。上位トーナメント準決勝の履正社レノファ山口FC U-18の一戦は、1ゴール1アシストを記録した7番後藤晴海の活躍によって履正社が2-1で勝利した。

 大会が進みにつれ、履正社が強く頼もしく成長しているのが手に取るように分かる。成長を促進しているのは勝利の渇望だ。「予選で青森山田に負けているので、リベンジがしたいし、フェスティバルであまり優勝したことがないので優勝したい。でも、絶対に上に行くというよりは目の前の相手に負けたくない気持ちが強い。その気持ちが結果に繋がっている」と17番平岡大陽は口にする。

 目指すは、グループリーグの2日目に1-2で敗れた青森山田へのリベンジだ。再戦するためには、上位トーナメントを勝ち上がり、決勝まで駒を進めなければならない。4日の準々決勝で帝京大可児を2-1で下した履正社は準決勝でレノファ山口FC U-18と対戦。この日、2試合目とあり疲れの色も見られる中での試合となったが、「赤井も僕もビルドアップとかゲームメイクとかパスとか特別上手い選手ではない。てなったら球際とかセカンドボールを重視していくしかない」と口にする平岡と6番赤井瞭太のダブルボランチが気迫あふれるボールハントを繰り返し、守備からリズムを作っていく。

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▽第8回和倉ユースサッカー大会2020
第8回和倉ユースサッカー大会2020