U-16日本代表、ビハインドを跳ね返すまでには到らず 清水ユースに1-3で敗戦

U-16日本代表vs清水エスパルスユース(写真=松尾祐希)

 来年のU-16アジア選手権、U-17ワールドカップを目指すU-16代表が今年初めての公式戦に挑んだ。

 9月21日、SBSカップドリームユースサッカーの初日が静岡県草薙総合運動公園陸上競技場と球技場で行われた。今大会は例年8月に開催されているSBSカップの代替大会で、U-18年代のナショナルチームが参加できない代わりに清水エスパルスユース、ジュビロ磐田ユースが参加。日本代表もU-18ではなく、U-16の世代で大会に挑み、静岡ユース(静岡県の18歳以下の選抜チーム)を合わせた4チームがトーナメント方式で覇権を争う。

 U-16日本代表は清水ユースと対戦し、FW南野遥海(ガンバ大阪ユース/1年)、MF北野颯太(セレッソ大阪U-18/1年)、福井太智(サガン鳥栖U-18/1年)らが先発出場。プレミアリーグ勢の清水ユースにどう挑むか注目が集まる中で、高校1年生主体のチームは序盤から苦戦を強いられる。

 森山佳郎監督率いるU-16日本代表は序盤から相手の素早いパス回しに後手を踏む。プレスを仕掛けるが、高い位置でボールを奪えない。身体を寄せても跳ね返されるなど、フィジカル面でも圧倒されてリズムを掴めなかった。自陣で相手の攻撃を跳ね返す時間が続くと、10分にゴール前の混戦からこぼれ球を小塩拳生(3年)に押し込まれて先制を許す。18分にもオウンゴールが失点。早い時間帯で2点のビハインドを背負った。

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