シュート5本で4ゴール!高い決定力で夕陽丘が桜宮に快勝

前半2ゴールの活躍で勝利に貢献した夕陽丘FW中田昂佑

 1月29日、令和3年度大阪公立高校プレ大会予選グループが各地で行われ、いグループ夕陽丘vs桜宮は、FW中田昂佑とMF横田大輔がともに2ゴールの活躍で夕陽丘が4-0で桜宮を下した。

 夕陽丘のスターティングメンバーは
GK高橋周也
DF吉田雄輝、森本大輝、榎谷仁、木村斗喜
MF長富啓修、山﨑亮侑、横田大輔、高松蒼志
FW高島幹太、中田昂佑

 対する桜宮は
GK上田漿建
DF小松寿貴、大西悠斗、川西雄大、草野景人
MF杉坂匠、藤井恵、仁熊偲斗、堀倖太朗
FW吉山優星、中尾茉一
で試合に臨んだ。

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 コロナの影響で試合が延期になっていたため両チームこの試合が初戦となった。「"公立のチームに負けたくない!"というのもありますし、"打倒私学"もありますけど、選手たちのモチベーションも高いので、チームとしてタイトルを取りたいという強い気持ちでやっています」(望月浩平監督)という意気込みで今大会に挑んだ夕陽丘。

 対して「トップチームの底上げのためにも、このチームを強くしたいという思いで戦っています」(西川拓真監督)と、この試合にセカンドチームで臨んだ桜宮。

夕陽丘 vs 桜宮

 序盤から一進一退の展開となった試合は夕陽丘がファーストチャンスを仕留める。11分、DFラインの裏に落ちたボールに、いち早く反応した71番FW中田昂佑が飛び出したGKとの1対1を制しゴール。先制を許した桜宮も23番FW吉山優星がすぐさまミドルを狙っていく。しかし追加点を決めたのは夕陽丘。15分、スルーパスに抜け出した中田がGKをみながら冷静にゴールに流し込んだ。

 桜宮も24番MF仁熊偲斗が右サイドを再三縦に仕掛ける。これで押し込み始めた桜宮はセカンドボールを回収しペースを握る。しかし相手守備陣を崩し切ることが出来ずに前半を終える。

 2点リードで後半を迎えた夕陽丘は32分、DFラインの裏に47番MF横田大輔が抜け出し、ゴール左に決め切った。さらに44分にも横田が追加点を決め、夕陽丘のリードは4点に広がる。

 試合終盤になると一矢報いたい桜宮が猛攻を仕掛ける。70番FW中尾茉一が右サイドで起点を作ると、23番FW吉山優星が抜け出し右足を振り抜く。しかしこれはGK高橋周也のファインセーブにあい決め切れず。終了間際には47番MF藤井恵がミドルシュートを放つも、今度はシュートが枠を捉えず。最後までゴールを目指した桜宮だったが、ここで試合終了のホイッスル。両チーム、シュートは5本と同数だったが、より決定機を作りだした夕陽丘が5本中4本を決める決定力で大事な初戦をものにした。

 両チームの次戦は1月30日、桜宮は合同C(泉尾工)と、夕陽丘は堺東とそれぞれ対戦する。

 (文・写真=会田健司)

▽令和3年度大阪公立高校プレ大会
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