長崎U-1816番FW松尾侑一が2発(写真=森田将義)

 以降も、14番MF大山晃生と11番MF堀友希を起点に幅を使った攻撃を展開。相手が広がったタイミングで6番MF横田翔也がクサビを入れ、七牟禮やFW菊池陸斗を起点に連携で九国大付属を崩しにかかったが、4番DF米山凛を中心とした守りに苦しみ、フィニッシュまで持ち込めなかった。

 対する九国大付属は前半21分にPAの手前でFKを獲得するなど、14番MF濵田大夢のドリブルからチャンスを伺ったが、決定機と言える場面を作れない。「最近は攻撃のバリエーションが全くない。攻め手がない感じでバラバラ。コンビネーションとかグループで突破してシュートなど流れが全くなくて、個しかない」と苦言を呈するのは、江藤謙一監督。両者、ゴールが奪えずスコアレスで試合を折り返した。

 後半12分には、長崎に2度目のチャンスが到来。3番DF高木獅道が自陣左から、DF裏に落としたボールに七牟禮が反応。強引にDFをかわしてシュートを放ったが、シュートブロックに入った九国大付属のDFに阻まれた。2度のチャンスを活かせなかった七牟禮は「2種登録させてもらっている立場で、FWなので結果で示さないといけないと思っている。今日は決められなかっので、反省です」と唇を噛んだ。以降も長崎のビルドアップが機能せず、ロングボールが増えた結果、セカンドボールを九国大付属に拾われ、良い流れが作れない試合が進んでいく。

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