藤枝明誠が清水桜が丘との接戦を制す!PK戦でGK柴田真之介が好セーブ

PK戦の末に勝利を収めた藤枝明誠(写真=多田哲平)

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選の準々決勝が5月28日に行われ、清水桜が丘藤枝明誠が対戦。藤枝明誠がPK戦の末に勝利を収めた。

【フォトギャラリー】清水桜が丘 vs 藤枝明誠

 「運が良かった」

 藤枝明誠の松本安司監督は試合後にそう呟くほど、薄氷の勝利だったと言える。

 藤枝明誠のシュート数は22本と、清水桜が丘の8本と比べて圧倒的に多かった。

 トップ下に入ったMF8香川太朗(3年)のドリブルと、1トップのFW13遠野翔一(2年)の抜け出しとポストワークを軸に攻撃を展開。4分、18分、37分と香川が仕掛けてシュートまで持ち運び、また後半に入ると遠野とFW9林賢人(2年)が52分に立て続けにペナルティエリア内でのシュートチャンスを得た。

 しかし清水桜が丘の粘り強い守備に最後まで苦しみ、ゴールを割ることはできなかった。

 とはいえ、藤枝明誠の守備も崩れることはなかった。清水桜が丘の数少ないながらも重いカウンターに対し、キャプテンのDF5山本蒼太(3年)とDF4内藤仁(3年)のCBを中心に的確に対応していく。

 相手FW9西山隼矢(3年)にゴール前に進入された23分、MF7村松拓磨(3年)にロングシュートを浴びた51分、右サイドからのクロスの流れで西山にあわやというシーンを作られた75分など、決定機なピンチをことごとく防いでいった。

【次のページ】 準々決勝 清水桜が丘 vs 藤枝明誠(2)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選