勝負の分かれ目をきっちり物にした昌平が準々決勝へ

MF荒井悠汰(写真=森田将義)

 インターハイ「躍動の青い力 四国総体 2022」のサッカー競技は26日に3回戦を実施。鳴門・大塚スポーツパーク球技場で行われた日章学園昌平の一戦は6-2で昌平が勝利した。

 試合は序盤から昌平のペースで試合が進んだ。4番DF津久井佳祐を中心に後方からテンポよくボールを動かし、10番MF荒井悠汰と11番MF篠田翼が両サイドを積極的に突破。中央で見せる6番MF佐藤海空斗、軽やかな持ち運びを披露した8番MF長準喜の持ち運びもアクセントとなり、日章学園を押し込んだ。

【フォトギャラリー1】日章学園 vs 昌平
【フォトギャラリー2】日章学園 vs 昌平

 17分には2番DF武村圭悟が得たPKを荒井が決めて昌平が先制したが、日章学園は4番DF工藤珠凜が「相手のドリブルや個人技術が高いのは分かっていたので、まずは中を締めて外に出そうと考えていた。中の対応や守備というのは、それなりにやってきたので自信を持っていました。そう簡単にはやらせないと思っていました」と振り返ったように慌てた様子は見られない。ボールを持たれながらも、上手く奪えた場面では練習から拘る技術と判断を活かした繋ぎを見せて反撃の機会を伺った。すると、29分には9番FW田上遼馬のパスから11番FW石﨑祥摩が決めて、同点で試合を折り返した。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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