川口北vs 浦和学院(写真=河野正)

 1回戦で越谷南に3-1で逆転勝ちした川口北は、FW日比谷亮平(3年)やMF増田一貴(2年)をはじめ前線、中盤からしつこくボールを追い回し、労を惜しまぬプレスで浦和学院に質の高いパス展開をさせなかった。

 先制ゴールはそんな姿勢から生まれた。前半7分、自陣からのロングボールを相手DFがGKにヘッドで返そうとしたが弱く、FW大久保陽太(3年)が奪い取って右足で願ってもない先制点を蹴り込んだ。

 その後も12分に相手のパスをカットした大久保が決定的なシュートを放ったがGKの正面を突き、31分にはまた大久保が右から強烈に狙ったが、DFにクリアされ追加点とはいかなかった。さらに36分、効果的なカウンターからMF石原峻吾(3年)が鋭く右足を振り抜いたものの、これもGKにセーブされた。

 浦和学院は前半19分のMF野中理央(3年)のミドルシュートがバーに弾かれるなど、惜しい場面はあったが相手の守備ラインを崩しての攻撃は極めて少なかった。

【次のページ】 2回戦 川口北 vs 浦和学院(3)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選