見事に格上を撃破した川口北(写真=河野正)

 母校でもある前任地の市立浦和では、全国高校選手権に2度出場し、関東高校大会では優勝も経験。同校でのスローガンは『攻めて勝つ』だったが、池田監督は就任3年目の昨季、川口北でも同じ指針を示し、『攻めて勝つ』の横断幕を作成した。

 イレブンは先制後もこのスローガン通りにプレー。「引いたら駄目、守りに入ったらやられるのは分かっているので、1点を守る戦い方はしません。指示しなくても選手は理解している」と指揮官は胸を張った。

 川口北は対戦相手にコロナ陽性者が出たり、グラウンド状態の悪化などで1度もSS1リーグを戦っていない。その上、前週は学校の三者面談があり、サッカー部の3人の顧問は全員が学級担任とあり、練習の指導ができなかった。

 そんなハンディを克服しての2連勝。3回戦の相手は西武台だが、池田監督は「次も堂々と勝負したい」と攻めて勝つ不変の心意気を示した。            

(文・写真=河野正)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選