松本第一がCKから3発!ダークホース候補の上田染谷丘を撃破
CKから3ゴール。松本第一は上田染谷丘を見事に退けた(写真=田中紘夢)
ダークホース候補を相手に、強者がクオリティの違いを見せつけた。令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選の2回戦が5月28日に開催。県1部リーグ所属の松本第一が、東信予選(地区予選)優勝の上田染谷丘に3-0と快勝した。
上田染谷丘は東信予選で、第96回全国高校サッカー選手権(2018年度)ベスト4の上田西らを下し、41年ぶりの載冠。その確かな自信を胸に、序盤からポゼッションで主導権を握りにかかる。10番の倉升マディックス大河を軸とし、中盤を経由しながら前進した。
しかし、松本第一は動じなかった。「相手の中盤の選手が上手いという情報は入っていた。相手陣地でしっかりとはめて、そのままゴールに近い位置から攻撃を狙った」とCBの吉田一平。チームとして中盤でボールを奪い、左右ウイングを務める戸田貴大と丸山優斗の突破力を生かした。
深い位置に押し込み続けた結果、前半のCK数は10本。7分に吉田のヘッドで先制すると、22分に大澤香太郎、29分に丸山とCKから3発を叩き込む。「セットプレーはいろいろと変えながら力を入れてやっている」と吉田が言うように、多様なパターンでゴールを量産した。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選