東山 vs 京都廣学館(写真=雨堤俊祐)

  東山は3回戦(福知山に12-0)、4回戦(大谷に7-0)に続く大量得点となった。開始早々の先制点から得点を重ねても攻撃の手を緩めず、相手を圧倒し続けた。この日、中盤の底から攻撃を展開しつつ、自らも攻めあがって決定的な仕事をした真田は「チームとして試合の立ち上がりは意識しています。今大会は早い時間帯に先制できている」と自信をのぞかせる。左右に展開してからのサイド攻撃、縦に鋭い直線的な動きでゴールを狙うカウンター、そしてセットプレーと様々な形から相手に脅威を与えていた。

  前線でボールをよく引き出していた北村も「今日は後ろでボールを持てて、そこから縦パスも供給されていた。複数の選手が関わる良い攻撃もあったし、自分のゴールも(2トップでコンビを組んだ)豊島が空中戦で勝ってくれたのが良かった」とチームとして機能していたことを勝因に上げている。

  また、ハットトリックを達成した上田は「(味方の負傷で)突然訪れた前半からの出場機会だったけれど、結果を残そうと思っていた中で得点できてよかった」と話す。リザーブでは中野翔真も約20分のプレーで力強いポストプレーを見せるなど、選手層の厚さも感じさせた。充実の内容で、京都橘との対戦となった準決勝へと挑む。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
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