球際徹底、「裏の時間」で真骨頂 豊岡が久々だった昨年に続き、2年連続の県大会切符獲得!

豊岡 vs 盈進東野(写真=石黒登)

 技術のある相手に対し、しっかりと自分たちのスタイルを体現して2年連続の県大会切符。豊岡・河津祐介監督は「球際のところを厳しくいこうというのがこのチームで求めていること。それが80分間通して出来た。うちがやりたいこと、求めていたことを選手たちがやってくれた。そういうゲームだったと思います」と試合を通じて球際でファイトし続けた選手たちを称えた。

 「思ったよりも前進出来た」(監督)という前半。豊岡は奪ったボールをシンプルに配球しながら左WGの沖津陽斗(2年)や10番FW冨澤海翔(3年)が迫力を持ってゴールに迫る。そして前半27分、ゴール前でFKを獲得。MF田中悠斗(3年)主将が跨ぎ、MF松崎圭吾(3年)が右足を振り抜いたボールはディフレクションしながらゴールに吸い込まれ、豊岡が先制した。

 一方、前半はあまり効果的な攻めが出来なかった東野も後半に入り、猛攻を仕掛ける。ボランチの檜垣皓(3年)が配球に、仕掛けに関わりながら、前線の10番FW滝口元葵(3年)、MF山田琉維(3年)主将が迫力。また、DF栗林駿(2年)のロングスローからゴールに迫っていく。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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