U-19日本代表候補は関東大学選抜に2-5で敗戦も…古川陽介が存在感を示す

持ち前の鋭いドリブルで相手を翻弄した古川陽介(写真=松尾祐希)

 4月27日、千葉県内で合宿に臨んでいたU-19日本代表候補が関東大学選抜とトレーニングマッチを45分×3本行い、2-5で敗れた。

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 大学1、2年生で構成されている相手に対し、序盤から苦戦。0-3からなんとか2得点を奪ったものの、ビハインドを跳ね返すことはできなかった。「ゲームで何ができるのか。自分たちが気持ちよくサッカーをしている時はいいけど、そうではない時に何ができるか。技術や戦術以外の強みは日々の戦いの積み重ねが出てしまう」とは冨樫剛一監督の言葉。所属元のチームで出場機会を得られていない影響を受け、経験値を高められていない弊害が出てしまうゲームとなった。

 実際に今回のメンバーはプロ1年目の選手が中心で、所属チームでレギュラーの座を確保している選手は2003年の早生まれ組でプロ2年目を迎えた横山歩夢(松本)しかいない。飛び級で上の世代の代表を経験しているDF中野伸哉(鳥栖)も今季はベンチスタートが多い状態だ。来年のU-20ワールドカップを目指すチームにとって、一人でも多くゲームに絡む選手が出てくる状況にならなければ、本大会の出場権獲得すら怪しくなってくる。

 課題が多いトレーニングマッチとなったが、アピールした選手もいる。その一人が今季から磐田でプレーする古川陽介だ。昨冬の高校サッカー選手権では静岡学園の攻撃陣を牽引。持ち前のテクニックを活かしたドリブル突破を見せ、キレのあるターンで観客を魅了したシーンは一度や二度ではなかった。ただ、高校卒業まで代表とは無縁。“静学らしさ”を纏ったテクニシャンにとって、今回の代表活動は自身にとって初めての経験だった。

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