阪南大高MF茅野裕太(写真=森田将義)
メンバーが総入れ替わりで挑んだ2本目は、GK植野麟兵(履正社)、DFは右から西岡隼平(興國)、船越将磨(興國)、奥村央樹(奈良育英)、園田優翔(京都橘)、ボランチは西川桂太(京都橘)、寺阪蒼空(滝川第二)、右に上條恵大(興國)、左の茅野裕太(阪南大)、2トップが張間仙太(三田学園)、小林嘉人(興國)のラインナップで挑んだ。18分と19分に連続失点したが、徐々に連携が合い始め、25分には前線でボールを収めた張間のスルーパスから、相手DFの背後をとった途中出場のFW馬場悠平(神戸弘陵)がシュート。35分にも右サイドでの崩しから張間がシュートが放ったが、0‐2のまま、2本目を終えた。
3本目は1本目のメンバーが中心のメンバー構成でスタート。12分にはびわこ成蹊にPKを与えたが、塩谷が読みを的中させてキックを防ぎ、失点を回避した。大学生とのレベルにも慣れ始め、世代別代表にも選ばれるDF尾崎凱琉(大阪桐蔭)は最終ラインで落ち着いたプレーを披露。中盤でも國武が高いキープ力を見せつつ、タイミングを見て前線にスルーパスを送った。前線でも今西佑が身のこなしの軽さを活かした持ち運びを見せる中、存在感を見せたのが187cmの大型ストライカー西条将太(桃山学院)。「こういう機会はめっちゃチャンス。マジで燃えていたし、目立とうと思っていた」と恵まれた体格を活かし、積極的に相手ゴールに向かっていく。積極的にDFの背後を狙いながら、思い通りにボールが来ない場面も多かったが、競り合いやフィジカルでは大学生相手にも十分通用し、「意外とやれて通用すると思った」と振り返った。